☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ /////
/////
/////
///////
がんじゅう沖縄 Vol.32 [2010/10/12] ☆☆☆☆
★★★★
沖縄産業保健推進センター発行 ★☆★★☆
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
はじめに
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
10月から、タバコが大幅な値上げとなりました。大げさに言えば、
喫煙者にとってはタバコをやめるきっかけとなるか、タバコ代に消え
るおこずかいが増えるかという判断に立たされています。
同僚でタバコを吸う職員も、まだ、止めるという判断には至ってい
ないようですが、吸う人がどんどん減ってくれば止めるかもわからな
いという様子見の段階です。
沖縄労働局が、昨今の定期健康診断における有所見率の増加に伴い
最近、脳・心臓疾患関係有所見率改善3カ年計画を発表しています。
タバコを止めることも、この有所見率改善に少なからず貢献でき
るのではないでしょうか。
タバコに限らず、自分なりの有所見率改善又は健康維持・増進に向
けた取組みをはじめてみましょう。
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
定期健康診断について
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
労働安全衛生法においては、職場の定期健康診断を1年以内ごとに
1回(深夜業務等の特定業務従事者は6月以内ごとに1回)実施しな
ければならないことになっています。職場の定期健康診断を実施する
事業場は、5月~6月又は10月~11月の事業場は多いのではない
でしょうか。しかし、事業場がいくら定期健康診断を実施しても自ら
健診を受けたがらない職員が何人かいるというお話をお伺いすること
があります。そこで、定期健康診断の法的根拠を少し確認してみまし
ょう。
● 労働安全衛生法第66条1項
事業者は、労働者に対して医師による健康診断を行わなければなら
ない。
(罰則:労働安全衛生法第120条により50万円以下の罰金)
● 労働安全衛生法第66条5項
労働者は、上記事業者が行う健康診断を受けなければならない。た
だし、事業者の指定した医師が行う健康診断を受けることを希望しな
い場合において、他の医師の行うこれらの規定による健康診断に相当
する健康診断を受け、その結果を証明する書面を事業者に提出したと
きは、この限りではない。
(罰則:労働者は健康診断を受けなければならない義務はありますが、
罰則規定はありません。)
どうしても、事業場で健康診断を受診しない場合は、かかりつけの
病院等があれば、健康診断の法定項目を受診し、その結果を証明する
書面を会社に提出してもらうようにしましょう。
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
平成22年度 沖縄県産業安全衛生大会
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
日 時:平成22年10月20日(水)14:00~17:00
ところ:ロワジールホテル&スパタワー那覇
特 別:林 覚乗
講 演 福岡 南蔵院 第23世住職
プログ:特別講演 14:20~
ラ ム 表彰式 15:50~
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
産業医共同選任事業の新規登録期間延長について
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
平成22年度産業医共同選任事業(小規模事業場産業保健活動
支援促進助成金)の申請受付は、今年7月末をもって一旦終了し
したが、新規事業場の登録については、今年度が最後の機会とな
るため登録受付期間を平成22年12月28日まで延長すること
になりました。
この事業は、労働者50人未満の事業者が、他の事業者と共同
して産業医を選任・契約し、職場巡視、健康診断の結果に基づく
保健指導、長時間労働者への面接指導、健康教育等産業保健活動
を実施した場合、その費用の一部を助成するというものです。
助成金額は、産業医が活動した1回当たり21,500円、1
年4回(21,500円×4回=86,000円)となっていま
す。助成期間は、3年間(平成22年度~平成24年度)となっ
ていますので、最大で258,000円の助成が可能となります。
また、当センターが、地域産業保健センターと連携のもと、産
業医を紹介いたします。
申請書受付け窓口は、沖縄産業保健推進センタ-となっていま
すので、50人未満の事業場で産業医選任について検討されてい
る事業主の方、まずはお問い合わせ下さい。
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
産業保健関係情報について
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
● 再生砕石への石綿含有産業廃棄物の混入防止等の徹底について
平成22年9月9日付けで厚生労働省労働基準局安全衛生部長より
「再生砕石への石綿含有産業廃棄物の混入防止等の徹底について」が都道
府県労働局長、関係団体等あて発出されました。
(厚生労働省安全衛生部化学物質対策課)
http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-51/hor1-51-34-1-0.htm ● 平成22年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況について
平成22年8月25日付けで厚生労働省より「平成22年度特定健康診
査・特定保健指導の実施状況について」がとりまとめられ、公表されまし
た。(厚生労働省保険局総務課医療費適正化対策推進室)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000neou.html ● 平成22年版厚生労働白書について
平成22年8月27日付けで厚生労働省より「平成22年版厚生労働白
書」がとりまとめられ、公表されました。
(厚生労働省政策統括官付政策評価官室)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000mrak.html ● 平成21年度建設業労働災害防止対策等総合実態調査結果の概況
平成22年9月2日付けで厚生労働省より「平成21年度建設業労働災
害防止対策等総合実態調査結果の概況」が公表されました。
(厚生労働省統計情報部賃金福祉統計課)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/saigai/anzen/09/index.html ● 労働災害による死亡者の大幅増加を受け、緊急対策を実施
平成22年9月6日付けで厚生労働省より「労働災害による死亡者の大
幅増加を受け、緊急対策を実施」について発表されました。
(厚生労働省安全衛生部安全課、労働衛生課)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000qako.html ● 職場におけるメンタルヘルス対策検討会の報告書取りまとめ
平成22年9月7日付けで厚生労働省より「職場におけるメンタルヘル
ス対策検討会の報告書取りまとめ~プライバシーに配慮しつつ、職場環境
の改善につながる新たな枠組みを提言~」について公表されました。
(厚生労働省安全衛生部労働衛生課)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000q72m.html ● 再生砕石に混入するアスベスト対策について
平成22年9月9日付けで厚生労働省より「再生砕石に混入するアスベ
スト対策について」が発表されました。
(厚生労働省安全衛生部化学物質対策課)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000r67e.html ● 有期労働契約研究会報告書について
平成22年9月10日付けで厚生労働省より「有期労働契約研究会報告
書について~締結から終了にわたるルールに関する論点・課題を提示~」
が公表されました。(厚生労働省労働基準局労働条件政策課)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000q2tz.html ● 労働基準監督署内の課名を分かりやすく変更します
平成22年9月14日付けで厚生労働省より「労働基準監督署内の課名
を分かりやすく変更します~平成22年10月1日から」が発表されまし
た。(厚生労働省労働基準局総務課)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000r4ii.html ● 産業人メンタルヘルス白書2010年版
平成22年8月25日(水)に公益財団法人日本生産性本部より「産業
人メンタルヘルス白書2010年版」が公表されました。
(公益財団法人日本生産性本部)
http://activity.jpc-net.jp/detail/mhr/activity000996.html ● 職場における自殺の予防と対応2010年版
職場における自殺の予防と対応2010年版が作成されました。
必要な方は、当センターまでお問い合わせ下さい。
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
センターだより
◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
■衛生管理者等研修
●日時:10/26(火)15:00-16:30
場 所:産業支援センター710(当センター研修室)
テーマ:職場の労働衛生事例検討(健康診断編)
講 師:宇野 司(産業医学特別相談員)
※健康診断事後措置等で困っていませんか。取組方法について検討して
みましょう。
●日時:11/ 1(月)14:00-15:30
場 所:産業支援センター710(当センター研修室)
テーマ:メンタルヘルス不調者に対する復職支援プロセス
講 師:青木 一雄(産業医学相談員)
※復職支援の効果的なプロセスについてお話します。
■職種を問わない研修
●日時:10/27(水)13:00-14:30
場 所:産業支援センター710(当センター研修室)
テーマ:過重労働対策について
講 師:平山 良克(産業医学相談員)
※長時間労働の過重労働対策は十分ですか。過重労働から起こる疾患等へ
の対策についてお話します。
●日時:10/28(木)14:00-15:30
場 所:産業支援センター710(当センター研修室)
テーマ:事業場における有害物質の管理濃度と局所排気対策について
講 師:新里 隆男(労働衛生工学相談員)
※労働者の健康障害は有害要因と接触することにより生じます。事業場内
の有害物質の管理濃度を把握し、その有害物質を除去するための有効手
段として局所排気装置があります。局所排気装置の基本から管理の方法、
問題点とその対策についてお話します。
※なお、研修内容につきましては一部HPで紹介しております。
当センターでは、産業保健に関するご相談や各種研修会等を行っており
ますので下記までお問合せください。
● 産業保健モニター募集について
■募集人員
産業医、産業看護職・保健師、労務担当者、衛生管理者等各職種
3名程度
■産業保健モニターの仕事内容
当センターが実施する各業務について、具体的なご意見やご要望
等を記入して頂きます。
■調査実施時期及び方法
平成22年10月~12月頃にかけて調査を実施します。
様式については、当センターより(産業保健モニター調査票)を
送付いたします。
調査票が届きましたら、ご意見、ご要望を記入の上、当センター
宛返送して下さい。
■謝金
5000円(1人当たり)をお支払いたします。
========================【編集後記】============================
今年度も衛生管理者等の沖縄地区出張特別試験が、10月30日(土)
宮古地区で、10月31日(日)沖縄本島で実施されます。
沖縄での試験は年に1回となっていますので、各事業場からも何名か
の職員が受験されるのではないでしょうか。
試験といえば、学生時代に前日、集中して勉強した記憶がありますが、
衛生管理者試験も憶えることが多く、受験する者としては、1週間前く
らいから、再度、勉強したところを確認したいところです。
事業主の方も受験される職員には、試験直前、定時に帰宅できるよう
ご配慮お願いいたします。
また、勉強してわからない点がございましたら、当センターにご質問
下さい。