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◆がんじゅう沖縄 Vol.66 [2013/7/10]◆ ☆☆☆
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産業保健推進センター沖縄事務所発行 ★☆★★☆
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ホームページ
http://www.sanpo47.jp/ メールアドレス sanpo47@mrj.biglobe.ne.jp
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==目 次======================
1.はじめに
2.産業保健関係情報について
3.センターだより(平成25年9月までの研修会日程)
4.相談・質問をお待ちしています
5.編集後記
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はじめに
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先日、当推進センターに「職場にパワハラと思われることがあるの
ですが?」という電話相談がありました。
このような職場内での上司からの「度を超した叱責」「やつあたり」
「暴言」「物を投げつける」など、どこまでが許されて、どこからが、
「パワハラ」になるのでしょうか?
パワハラは厚生労働省の指針によれば、「同じ職場で働く者に対し
て、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の
適正な範囲を超えて、精神的・身体的な苦痛を与える行為、又は職場
環境を悪化させる行為」と定義している。
また、具体的な行為としてレベルの高い方から 1.身体的な攻撃
(暴行・障害)2.精神的な攻撃(脅迫・暴言など)3.人間関係からの
切り離し(仲間外れ・無視など)4.過大な要求(業務上不要なことや
遂行不可能なことの強制、仕事の妨害など)5.過小な要求(能力とか
け離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないなど)6.個の
侵害(私的なことに過度に立ち入ること)としている。
また、2012年度に全国の労働基準監督署などに寄せられた労働相談
では、パワハラに関するものが5万件を超えて過去最多となり、従来
の「解雇」問題を抜いて初めて1位となったそうです。
同じく厚生労働省の調査結果によれば、50人以上の事業場の従業
員の4人に1人が「過去3年間にパワハラをうけたことがある」と答
えているとのことである。
もし、あなたの会社内で、上記のような行為が日常的に繰り返され
るようであれば、「パワハラ」と思われますので、加害者側が意識し
ようがしまいが、被害者が精神的、肉体的に苦痛を感じていれば「パ
ワハラ」の可能性は大だと言える。
また、私的なこと、容姿、私生活、家族などに関する暴言や過剰な
介入は同時に「セクハラ」にもなりかねないので要注意である。
厚生労働省の調査結果によれば、従業員の4人に1人が「過去3年
間にパワハラを受けたことがある」と答えており、全国の労働局に寄
せられた相談件数は平成24年度で約46,000件で10年前の7倍近い数
字となっている。
「すべての社員は、その家族にとって、
自慢の娘や息子であったり、
尊敬されるお父さんやお母さんだったりする。
そんな人たちを、職場のパワーハラスメントで
苦しめたりすることがあってはならない。」
(「あかるい職場応援団」より)
興味のある方は→
http://www.no-pawahara.mhlw.go.jp/ ◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
産業保健関係情報について
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《産業保健関係等情報》
●【高温・多湿な作業環境では熱中症予防対策が大切です】
県内でも7月に入り、熱中症の方が急増しています。
7月の第1週だけで77人の方が救急搬送されています。建設業な
ど屋外作業だけではなく、屋内作業の場合もご注意ください。
詳細については、産業保健推進センター沖縄事務所のHPの
「情報の広場」を検索してパンフレット「沖縄夏本番 熱中症対策」
ー熱中症の症状と緊急処置・熱中症の予防対策ー
をご参照ください。
熱中症パンレット(平成25年度版)が完成しました。職場や地
区での「安全大会」等においてご活用下さい。なお、郵送による配布
はいたしかねますので、当推進センターにお越しの上「研修支援等依
頼書」を提出してお受け取りください。
下記、「PDF」でプリントして利用することも可能です。
http:
http://www.sanpo47.jp/joho/ ●【働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」について】
厚生労働省の委託により、(社)日本産業カウンセラー協会におい
て、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」が開設
されています。
「15分でわかるセルフケア」や「15分でわかるラインによるケア」
などを活用して自発的な学習と職場における管理監督者の学習してみ
ましょう。
ぜひ、下記URLにてご確認ください。
当センターのホームページにもリンクされています。
http://kokoro.mhlw.go.jp/ 《行政関係情報》
●【原発作業従事者の方の健康相談窓口について】
県内においても、東電福島第1原発緊急作業従事者が多く見られるこ
とから、これらの方々に対応するため相談窓口が「那覇市医師会・生活
習慣病健診センター」に設けられました。
厚生労働省の委託事業(受託者は「公益社団法人 全国労働衛生団体
連合会」)です。放射線被ばくによる心身の健康に不安を感じる労働者
の皆さんは是非ご相談ください。
詳細につきましては、下記URLをご確認ください。
http://www.zeneiren.or.jp/pdf/120316.pdf ●【平成24年の労働災害の動向について】
〜死傷者数は約11万4千人で、縮小はしているものの前年度比2.
0%の増〜
厚生労働省で平成25年2月25日付で、平成24年の労働災害の動
向(平成25年2月時点)をとりまとめを公表しました。
その結果では、平成24年の労働災害による死傷者数は11万4,4
58人で、前年度比2,266人、2.0%の増加で、平成22年度か
ら3年連続の増加となっています。
詳細につきましては、下記URLをご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002vz2a.html なお、県内における労働災害の発生状況については沖縄労働局HP、
または下記URLをご参照ください。
http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/okinawa- roudoukyoku/ken-an/H24rousaikakutei.pdf
●【「第12次労働災害防止計画」がいよいよスタートします】
〜平成25年4月からの中期5か年計画〜
厚生労働省の労働政策審議会は、平成25年2月15日、労働災害減
少のために国が今後5年間にわたって重点的に取り組む事項を定めた
「第12次労働災害防止計画(案)」について妥当と答申しました。
これは、厚生労働大臣が前日14日に諮問したもので、同審議会安全
衛生分科会での審議を経て行われたものです。
詳しくは、下記URLをご確認ください。
沖縄労働局が発表した「第12次労働災害防止計画」(県内版)も併
せてご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002v7ud.html http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/okinawa- roudoukyoku/ken-an/H25/250531houdou/12saibouplan.pdf
●【胆管がんに関する労災請求について】
厚生労働省では、平成25年2月12日に印刷事業場に係る胆管がん
の労災請求については、同一の事業場で複数の請求があった事業場は、
大阪府の印刷事業場(16名)及び宮城県の印刷事業場(2名)の2事
業場であったが、今般、福岡県の印刷事業場においても胆管がんの労災
請求が合計2名となったことを発表しました。
詳細につきましては、下記URLをご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002v3i8.html ●【有期労働契約の新ルールができました!】
〜 改正「労働契約法」が公布、全面施行されました。〜
有期の労働(雇用)契約における「雇い止め」に対する不安を解消
し、働く方が安心して働き続けることができるようにするため、労働
契約法が改正されました。
最大のポイントは有期の労働契約(パート、契約社員、嘱託等)が
反復更新されて通算5年を越えたときは、労働者の申し込みにより、
期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換できるルールです。
詳細については、下記URL(厚生労働省)をご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/ roudoukijun/keiyaku/kaisei/
《東日本大震災支援対策情報》
●【東日本大震災に係る電話相談窓口】
独立行政法人労働者健康福祉機構では、引き続き東日本大震災に伴う
フリーダイヤル電話相談窓口を設置しております。
メンタルヘルスに関する電話相談(全国共通フリーダイヤル)
0120−226−272
9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝祭日を除く)
健康に関する電話相談は、3月31日付けで終了いたしております。
いずれも、携帯電話、PHS、公衆電話からの通話が可能です。
《その他》
●【平成23年(2011年)東日本大震災の関連政府情報(参考)】
○首相官邸災害対策
http://www.kantei.go.jp/saigai/ ○内閣府防災情報
http://www.bousai.go.jp/ ○厚生労働省平成23年(2011年)東日本大震災関連情報
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000016exl.html ○原子力安全・保安院
http://www.nisa.meti.go.jp/ ◆―――――――――――――――――――――――――――――――◆
センターだより
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※ 7月19日(金)開催の「心の健康 職場復帰支援関係者交流会」
はお陰様で定員に達しましたのでお知らせいたします。ご了承くだ
さい。また、当日はコンベンションの駐車場が大変混み合うことが
予想されますので、できるだけ「公共交通機関」をご利用ください。
よろしく、ご協力の程お願いいたします。 ※
■産業医研修
●日 時:8/22(木)18:30〜20:30
場 所:産業支援センター308号室(3階)
テ ー マ:失敗しない職場復帰(生涯専門2単位)
講 師:伊志嶺 隆(産業医学基幹相談員)
研修内容:
http://www.sanpo47.jp/seminar/index.cgi?mode=list&pline=0 ■保健師・看護師等研修
●日 時:7/23(火)18:30〜20:00
場 所:産業支援センター308号室(3階)
テ ー マ:職場における心血管病の一次予防
〜生活習慣病とストレス対策〜
講 師:崎間 敦(産業医学特別相談員)
●日 時:7/31(水)14:00〜16:00
場 所:産業支援センター302号室(3階)
テ ー マ:産業看護事例検討会
※ 産業看護職のみの限定 ※
講 師:山本 和儀(メンタルヘルス相談員)
●日 時:8/2(金)18:00〜19:30
場 所:産業支援センター308号室(3階)
テ ー マ:職場で取り組む健康診断
講 師:宇野 司(産業医学特別相談員)
●日 時:9/2(月)13:30〜15:00
場 所:産業支援センター302号室(3階)
テ ー マ:「メンタルヘルスの羅針盤」から学ぶ事例
検討2
講 師:青木 一雄(産業医学相談員)
●日 時:9/5(木)15:00〜16:30
場 所:産業支援センター302号室(3階)
テ ー マ:失敗しない職場復帰
講 師:伊志嶺 隆(産業医学基幹相談員)
■衛生管理者、労務・人事担当者等研修
●日 時:7/11(木)15:00〜16:30
場 所:産業支援センター308号室(3階)
テ ー マ:眼疾患による労働の制限を考える
講 師:渡名喜 勝(産業医学特別相談員)
●日 時:7/25(木)18:30〜20:00
場 所:産業支援センター302号室(3階)
テ ー マ:最近の職場不適応に対する理解と支援につ
いて
講 師:仲本 晴男(メンタルヘルス特別相談員)
●日 時:8/7(水)15:00〜16:30
場 所:産業支援センター304号室(3階)
テ ー マ:衛生管理者と労働法規(1)
講 師:池間 正幸(労働関係法令特別相談員)
●日 時:8/13(火)13:30〜15:00
場 所:産業支援センター311号室(3階)
テ ー マ:衛生管理者としての事業場でのメンタルヘ
ルスの進め方
講 師:青木 一雄(産業医学相談員)
●日 時:8/27(火)18:30〜20:00
場 所:産業支援センター302号室(3階)
テ ー マ:モラルハラスメント
講 師:竹下 小夜子(メンタルヘルス特別相談員)
●日 時:8/28(水)15:00〜16:30
場 所:産業支援センター308号室(3階)
テ ー マ:衛生管理者と労働法規(2)
講 師:池間 正幸(労働関係法令特別相談員)
●日 時:8/29(木)17:00〜18:30
場 所:産業支援センター308号室(3階)
テ ー マ:過重労働対策〜過労死させないために〜
講 師:平山 良克(産業医学基幹相談員)
●日 時:9/3(火)15:00〜16:30
場 所:産業支援センター308号室(3階)
テ ー マ:衛生管理者等の衛生管理活動について(1)
講 師:池間 正幸(労働関係法令特別相談員)
●日 時:9/18(水)15:00〜16:30
場 所:産業支援センター308号室(3階)
テ ー マ:衛生管理者等の衛生管理活動について(2)
講 師:池間 正幸(労働関係法令特別相談員)
●日 時:9/19(木)17:00〜18:30
場 所:産業支援センター308号室(3階)
テ ー マ:精神疾患の復職時に留意すべき事項
講 師:平山 良克(産業医学相談員)
●日 時:9/25(水)15:00〜16:30
場 所:産業支援センター308号室(3階)
テ ー マ:医療機関におけるワークライフバランス
(女性の働きやすい職場は生き残れる)
講 師:仁井田 りち(メンタルヘルス特別相談員)
※ 上記研修は、当初9月26日(木)開催予定が
変更になりまして25日(水)開催となります。
ご了承ください。
研修内容:
http://www.sanpo47.jp/seminar3/index.cgi? mode=list&pline=0
※なお、研修内容につきましては一部HPで紹介しております。
当センターでは、産業保健に関するご相談や各種研修会等を
行っておりますので下記までお問合せください。
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相談・質問をお待ちしています
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「沖縄産業保健推進センター」、「メンタルヘルス対策支援セン
ター」では、産業医、企業における労働衛生管理スタッフ、事業主、
労務管理者等の皆様方からご相談・ご質問を受け付けています。
電話・メール・FAXでも結構です。お手紙でも結構です。
研修申し込みの際の「申込用紙」に記載していただいても結構です。
もちろん、直接お越しいただいても結構です。
普段の産業医活動、労働衛生管理活動を進めていくうえでの疑問
点、衛生管理活動の事例等の参考資料をお探しの方など、回答にお
時間をいただくケースもあるかとは思いますが相談員を中心に問題
解決のため最大限の努力をさせていただきます。
========================【編集後記】============================
梅雨開けと同時に猛暑が続いており、[熱中症」で運ばれる患者
数はうなぎのぼりですが、先日、ちょっとショッキングな話を娘か
ら聞きました。
通っている「某動物病院」で、早朝、近所の公園を散歩していた
という小型犬が緊急で運び込まれましたが、残念ながら亡くなった
とのことです。病名は「熱中症」と診断されたようである。
この時期、熱中症は人間だけでなくペットにも容赦なく襲いかか
ってくるので、飼い主は十分注意してあげないといけない。
人間よりも地面に近い位置にいる犬は熱中症になりやすく、汗腺
のある肉球が直接熱せられることにより重症化し、命に関わる場合
もあるので、要注意である。可愛いいペットとの散歩の時間は楽し
いひとときですが、犬の体調も十分観察しながら、朝は5〜6時、
夜は10時以降に散歩するのが望ましいようです。
また、ペットを車に乗せる場合や、駐車場などで車内に留守番を
させる場合も「熱中症」を発症しやすいので、犬種に関係なく対策
を取っていただきたいものです。犬は我慢強いので飼い主が注意し
てあげないとかわいそうな結果となりかねません。
人もペットも、くれぐれも「熱中症」を軽んじてはいけません!
古城 (拝)
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沖縄産業保健推進センター
独立行政法人 労働者健康福祉機構
産業保健推進センター沖縄事務所
〒901-0152那覇市小禄1831-1
沖縄産業支援センター2F
電話 098-859-6175 FAX 098-859-6176
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