★☆★☆★☆★ がんじゅう沖縄 Vol.82 [2014/9/10] ★☆★☆★☆★
発行:沖縄産業保健総合支援センター
1 ウォーキング支援サイト「おきなわを歩こう!」後期エントリー
2 有所見率が3年連続で全国ワースト
3 全国労働衛生週間 心とからだの健康推進運動
4 労働災害のない職場づくりに向けた緊急要請
5 センターだより(研修日程など)
6 各種情報(産業保健関係など)
7 相談・質問をお待ちしています
8 編集後記または独り言
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ウォーキング支援サイト「おきなわを歩こう!」後期エントリー
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入力した歩数に応じて沖縄一周マップ上の到達ポイント(風景写真付き)
を表示するポータルサイト「おきなわを歩こう!」の前期を運用しており、
多くの皆様にご参加いただいています。
本日からは、後期のエントリー期間が始まりました。
後期については、前期よりも、なんくるコースの入力方法などを改善し、
協賛団体(特典スポンサー)も増えます。
エントリー締切は9月30日(火)までとなっていますので、早めのエン
トリーをお待ちしています。
ポータルサイト「おきなわを歩こう!」は、当センターのHPの左上のバ
ナーから。
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有所見率が3年連続で全国ワースト
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沖縄労働局発表によると、県内の労働者数50人以上の事業場の定期健康
診断において、有所見率(何らかの検査項目に所見がある者の割合)は、残
念ながら3年連続で全国ワーストとなっています。
http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/okinawa-roudoukyoku/ken-an/H26/260807houdou.pdf 検査項目別では、血中脂質、肝機能、血圧の順に高い有所見率を示し、生
活習慣病の要因とされる項目で高くなっており、各職場における健康改善対
策が求められています。
沖縄労働局の「働き盛りの健康改善のための提言」や沖縄県の「健康長寿
おきなわ復活に向けた県民行動指針」を受けて、当センターでは、ポータル
サイト「おきなわを歩こう!」を運営しているほか、当センターや各地域産
業保健センターにおいて、事業場が取り組む健康改善対策への各種支援サー
ビスを無料で提供しています。
各種支援サービスについては、当センターのHPで紹介しています。
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全国労働衛生週間 心とからだの健康推進運動
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今年も全国の各企業で「全国労働衛生週間(10月1日〜7日)」が取り
組まれます。
沖縄県内においても、各職場での取組が呼びかけられています。
http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/okinawa-roudoukyoku/ken-an/H26/260826kouhou.pdf また、全国労働衛生週間に先だって、9月は「全国労働衛生週間準備月間」
として、県内各地域単位で労働衛生管理推進大会が開催され、各企業でも大会
が行われ、各職場の労働衛生巡視なども取り組まれます。
さらに、9月は、労働衛生のなかでも特に健康診断の受診率向上・有所見
率増加の抑制・メンタルヘルス対策の推進を中心とした「心とからだの健康
推進運動」も呼びかけられています。
http://hyogo-sanpo.jp/images/pdf/20140806.pdf ◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
労働災害のない職場づくりに向けた緊急要請
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労働災害による死亡者数の大幅に増加している事態を受けて、厚生労働省
から関係団体へ「労働災害のない職場づくりに向けた緊急要請」が行われま
した。
本年6月末現在の労働災害統計(全国分)で、志望者数が対前年比19.
4%に上っており、各職場における安全衛生活動の総点検の実施等を要請す
るものです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000053429.html ◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
センターだより(研修日程など)
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※ 産業保健研修会予定表「産業保健かわら版(今年度後期)」を作成しま
した。今年度前期分とともに当センターのHPでご確認ください。
なお、会場は、当センター入居ビルの3階です。
また、研修内容の一部につきましては、HPで紹介しています。
http://www.sanpo47.jp/kensyunavi/index.cgi ※ 受講申込者が定員に達した研修については、その旨を注記しています。
キャンセルする場合は、早めに連絡をお願いします。キャンセル待ちにつ
いては、当センター担当者へお問い合せください。
1 産業医向け研修(日本医師会認定生涯研修)
※ 日本医師会認定の更新のための生涯研修です。(基礎研修ではあり
ません。)
※ 生涯研修単位取得のために受講する場合は、必ず「産業医学研修手
帳(Ⅱ)」をご持参ください。
● 日 時:9/18(木)18:30〜20:30
テ ー マ:自殺予防におけるゲートキーパーの役割と体験(生涯実地
2単位)
講 師:伊志嶺 隆(産業医学相談員)
※ 受講申込者が定員に達しました。
● 日 時:9/24(水)18:30〜20:30
テ ー マ:勤労者世代に多い高尿酸血症:無症候性にどう対応するか
(生涯専門2単位)
講 師:崎間 敦(産業医学相談員)
※ 受講申込者が定員に達しました。
● 日 時:10/17(金)18:30〜20:30
テ ー マ:ストレス社会をいかに生き抜くか(生涯専門2単位)
講 師:福地 孝(カウンセリング相談員)
● 日 時:10/29(水)18:30〜20:30
テ ー マ:職場におけるセクシャル・マイノリティ(LGBT)のメ
ンタルヘルス(生涯専門2単位)
講 師:山本 和儀(メンタルヘルス相談員)
● 日 時:11/13(木)18:30〜20:30
テ ー マ:科学技術革新と労働衛生(生涯専門2単位)
講 師:伊波 恒雄(産業医学相談員)
2 産業看護職(保健師・看護師)向け研修
※ 産業看護職に限定した研修です。
● 日 時:10/22(水)14:00〜15:30
テ ー マ:産業医学事例検討会
講 師:山本 和儀(メンタルヘルス相談員)
3 衛生管理者等向け研修
※ 衛生管理者、安全衛生担当者、労務人事担当者、産業看護職(保健
師・看護師)等向けの研修ですが、医師、事業主等も受講可能です。
● 日 時:9/25(木)15:00〜16:30
テ ー マ:精神疾患の復職時に留意すべき事項
講 師:平山 良克(産業医学相談員)
※ 受講申込者が定員に達しました。
● 日 時:9/29(月)13:30〜15:00
テ ー マ:職場における健康診断の活用法
講 師:青木 一雄(産業医学相談員)
※ 受講申込者が定員に達しました。
● 日 時:10/1(水)15:00〜16:30
テ ー マ:産業医と共に考える労働衛生管理
講 師:伊波 恒雄(産業医学相談員)
● 日 時:10/22(水)18:30〜20:00
テ ー マ:勤労者世代に多い高尿酸血症:無症候性にどう対応するか?
講 師:崎間 敦(産業医学相談員)
● 日 時:10/28(火)13:30〜15:00
テ ー マ:メンタルヘルス不調者の復職に向けて
講 師:青木 一雄(産業医学相談員)
※ 受講申込者が定員に達しました。
● 日 時:10/29(水)15:00〜16:30
テ ー マ:職場でのメンタルヘルス事例
講 師:仁井田 りち(メンタルヘルス相談員)
● 日 時:11/6(木)15:00〜16:30
テ ー マ:職場における腰痛予防対策
講 師:伊志嶺 隆(産業医学相談員)
● 日 時:11/12(水)15:00〜16:30
テ ー マ:新型インフルエンザ対策について
講 師:伊波 恒雄(産業医学相談員)
4 メンタルヘルス初級セミナー
石垣市のホテルミヤヒラにおいて、以下のとおりセミナーを開催します。
参加申込書については、近日中にHPに掲載します。
日 時:10/30(木)14:00〜16:00
テ ー マ:ハラスメントの防止と不調者への対応
講 師:御子柴 由起子(社会保険労務士・メンタルヘルス対策促
進員)
5 メンタルヘルス講演会
浦添市のてだこホールにおいて、以下のとおりセミナーを開催します。
参加申込書については、近日中にHPに掲載します。
日 時:11/13(木)14:00〜16:00
テ ー マ:メンタルサポートが会社を変えた!
講 師:天野 常彦(天野メンタルコンサルティング代表)
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各種情報(産業保健関係など)
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1 助成金など
● 受動喫煙防止対策に関する各種支援事業(平成26年度)
厚生労働省では、職場での受動喫煙を防止するために、喫煙室を新た
に設置する際の費用に関する助成金など各種支援事業があります。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/jigyousya/kitsuenboushi/ ● 腰痛予防アドバイザー制度(平成26年度)
沖縄労働局では、腰痛予防対策に関して、医療・介護事業場を対象と
した個別コンサルティングや各種事業者団体のセミナーを対象とした講
師派遣を無料で実施します。
http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/okinawa-roudoukyoku/ken-an/H26/youtsuyobou_ad.pdf ● 働き方・休み方改善コンサルタント制度
厚生労働省では、労働時間等の設定の改善等に関する相談に対し、社
会保険労務士など専門家が無料でアドバイスを行う制度を設けています。
「労働時間等の設定の改善」に限らず、事業場の求めに応じて、過重労
働による健康障害を防止するための方策についてもアドバイスします。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/ 2 健康確保
● 働き盛りの健康改善のための提言
沖縄労働局では、沖縄県産業保健推進協議会(産・労・学・医の関係
者で構成する協議会)の検討を経て、「働き盛りの健康改善のための提
言〜社員の健康が沖縄企業の明日の成長につながる〜」を公表していま
す。
http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/okinawa-roudoukyoku/ken-an/H25/hatarakizakari-kouhou.pdf ● 職場の健康づくり応援サイト
沖縄労働局では、2年連続で有所見率が全国最悪の状況を危惧し、健
康づくりの取組事例や健康コラムなどを掲載したポータルサイト「職場
の健康づくり応援サイト」が開設されています。
http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/anzen_eisei/eiseikankei.html ● 健康長寿おきなわ復活に向けた県民行動指針
健康長寿おきなわ復活県民会議(会長:県知事。委員:当センターを
含む約70団体)は、健康長寿おきなわ復活に向けに向けて、好ましい
生活習慣や具体的な取組などを示した「県民行動指針」を公表していま
す。
http://www.pref.okinawa.lg.jp/site/hoken/kenkotyoju/kikaku/documents/kenminkoudousisin.pdf ● エボラ出血熱に関する対応
世界保健機関(WHO)は、エボラ出血熱について、「国際的に懸念
される講習衛生上の緊急事態」を宣言しました。
厚生労働省では、ホームページに「エボラ出血熱について」(Q&A
など)を掲載しています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola.html 3 メンタルヘルス
● 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」
厚生労働省では、働く人のメンタルヘルスのための情報を提供するポ
ータルサイト「こころの耳」が開設されています。
サイトのなかで、メール相談も行われています。
当センターのHPのバナー(リンク)をご利用ください。
4 職業性疾病予防
● 改正「石綿障害予防規則」
吹き付け石綿の除去の措置などを内容とする改正「石綿障害予防規則
」が6月1日から施行されました。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000041832.pdf 建築物解体等の作業時の石綿ばく露防止について、新たな技術上の指
針も公表されています。
● 改正「粉じん障害防止規則」
動力工具を用いた岩石等の研磨等について、屋外作業にも呼吸用保護
具の使用を義務付ける改正「粉じん障害防止規則」が7月31日から施
行されました。
http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/okinawa-roudoukyoku/ken-an/H26/260707koukai.pdf 5 労働災害発生状況
● 県内の労働災害発生状況(平成26年7月末速報値)
休業4日以上の労働災害について、沖縄労働局から公表されました。
全業種計は、475人(前年同期比15人増)です。業種別では、建
設業・交通運輸業・保健衛生業・ビルメンテナンス業に増加がみられま
す。
近日中に8月末速報値も公表されることが見込まれます。
http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/jirei_toukei/saigaitoukei_jirei.html 6 研修など
● じん肺診断技術研修(医師対象)
じん肺健康診断に従事する医師として必要な法制度及び専門技術の研
修です。日本医師会の認定産業医の資格認定9.5単位が取得可能な研
修です。
10月2日〜3日に(独法)労働者健康福祉機構の総合研修センター
で予定されています。申込受付は9月25日までです。
http://www.rofuku.go.jp/index///tabid/754/Default.aspx ● 産業医学専門講習会(東京会場)
日本医師会の認定産業医資格更新の生涯研修20単位が取得可能な研
修です。11月22日〜24日に東京慈恵会医科大学で予定されていま
す。申込受付は9月17日までです。
http://www.zsisz.or.jp/lectureclass.html ◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
相談・質問をお待ちしています
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沖縄産業保健総合支援センターでは、産業医、産業看護職など企業にお
ける労働衛生管理スタッフ、事業主、労務管理者等の皆さま方からご相談
やご質問を受け付けています。
電話・メール・FAXでも結構です。お待ちしています。
※ メールの場合は、HPの「ご相談・お問合せ」用フォーム
[
http://www.sanpo47.jp/inquiry/index.html]でお願いします。
(このメルマガへの返信メールはご利用いただけません。)
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編集後記 または 独り言
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「おきなわを歩こう!」の後期エントリーを開始しました。
皆さまのご意見当により、前期に比べていくつかの改善点も盛り込んでい
ますので、ご参加をお待ちしています。
9月8日に県庁で開催された「第2回健康長寿おきなわ復活県民会議」に
委員として出席しました。
他の委員から「職域の対策が重要である。長時間労働の抑制により、心身
の健康確保を図るとともに、健康づくりのための時間も生み出せる。」等の
意見が提出され、沖縄労働局からは職域の取組として準備中の「ひやみかち
健康経営宣言事業(案)」が紹介されました。
今号の巻頭記事にも掲載のとおり、職場の健康診断による有所見率が全国
ワーストを続けており、各職場の健康改善による生活習慣病の予防が強く求
められています。裏を返せば、各職場の取組によって、健康長寿おきなわの
復活に大きく寄与できると言えます。当センターとしても、各職場の取組へ
の支援に努めたいと考えていますので、積極的なご利用をお願いします。
前号まで予告してきた「メンタルヘルス講演会」について、県内4つの経
営者団体の後援もいただき、開催が決定しました。
また、石垣市に所在する複数の事業場からリクエストがあり、八重山地域
における「メンタルヘルス初級セミナー」の開催も決定しました。
今後とも、健康診断の有所見率改善とともにメンタルヘルス対策にも注力
し、心身両面の健康確保に向けた企画を検討しますので、ご意見等をお寄せ
いただければ幸いです。
副所長 平良喜作
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独立行政法人 労働者健康福祉機構
沖縄産業保健総合支援センター
〒901-0152 那覇市小禄1831-1 沖縄産業支援センター2F
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