「がんじゅう沖縄」過去の配信記録

◆がんじゅう沖縄 Vol.104◆ 2016年3月10日発行

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 ◆がんじゅう沖縄 Vol.104 [2016/3/10]◆     ☆☆☆
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  沖縄産業保健総合支援センター発行    ★☆★★☆
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 ホームページ http://www.sanpo47.jp/

 メールアドレス sanpo47@mrj.biglobe.ne.jp

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 ==目 次======================

1.産業保健関係情報について
2.センターだより(平成28年4月までの研修日程)
3.促進員リレーエッセイ(番外編)
4.相談・質問をお待ちしています
5.編集後記

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         産業保健関係情報について

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《「厚生労働省」情報 》

●【ストレスチェック制度Q&Aの更新について】
  平成28年2月8日に2回目の更新を発表しました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150507-2.pdf

●【「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」
 を公表します】
  事業場ががん、脳卒中などの疾病を抱える方々に対して、適切な就業
 上の措置や治療に対する配慮を行い、治療と職業生活が両立できるよう
 にするため、事業場における取組などをまとめたものです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000113365.html

●【平成27年度「過重労働解消キャンペーン」の重点監督の実施結果を公
 表】
  重点監督を実施した事業場の約半数にあたる2,311事業場で違法な
 残業を摘発しました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000113029.html

●【芳香族アミンの取扱事業場に関する調査結果等について】
  福井県の事業場で、オルトートルイジンをはじめとした芳香族アミンを
 取り扱う作業に従事していた複数名の労働者が膀胱がんを発症した事案を
 踏まえ、厚生労働省では、膀胱がんとの関連があると考えられているオル
 トートルイジンを取り扱っていると考えられる他の事業場についての労働
 局・労働基準監督署による調査を実施しています(第二報)。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000114323.html


《「沖縄労働局」情報 》

●【健康経営フォーラム2015in沖縄を開催しました】
  社員(人材)を企業経営における貴重な資源と捉え、その健康増進を
 経営投資とする「健康経営」ついて、県内2事業場の事例発表を交え、
 「健康経営による企業価値の創造〜100年企業を目指して〜」をテー
 マに開催しました。
http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/okinawa-roudoukyoku/ken-
an/H28/280222_kenkoukeiei_forum_houkoku/oshirase.pdf


《「那覇市立病院」情報 》

●【がん患者さんのための就労支援相談のご案内】
  がんになっても安心して働けるように社会保険労務士による相談を始
 めました。仕事に関する様々な問題について、雇用問題や社会保険・年
 金の専門家に相談してみませんか。
  日 時:毎月第3水曜日(月1回)午後1時〜午後5時(事前予約制)
  対象者:がん患者本人とそのご家族
  場 所:那覇市立病院1階 がん相談支援センター
  予 約:電話098−884−5111(内線283)月〜金(祝日
     除く)午前9時〜午後4時半
http://hospdb.ganjoho.jp/kyotendb.nsf/xpLeaflet.xsp?hospId=A47002&tab=soudan

 
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         センターだより

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■産業医研修(生涯研修)

 ※ 日医認定の生涯研修(基礎研修ではありません)ですが、研修内容
  によっては、産業医以外(産業保健スタッフ等)の方も受講可能です。

●日  時:3/12(土)15:00〜17:00
 場  所:産業支援センター308号室(3階)
 テ ー マ:面接指導マニュアル(長時間労働・ストレスチェック)
 講  師:平山 良克(産業医学相談員)

● 平成28年4月は研修を予定しておりません。

 
■衛生管理者、産業看護職(保健師等)、人事・労務・安全衛生担当者研修

 ※衛生管理者向けの研修ですが、医師、産業看護職、保健師、看護師、
  人事・労務・安全衛生担当者等の受講も可能です。
  (ただし、産業医認定の単位はありません)

● 平成28年3,4月は研修を予定しておりません。


  ※なお、研修内容の概要をHPで紹介しております。
  当センターでは、産業保健に関するご相談や各種研修会等を
 行っておりますので下記までお問合せください。


 
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      促進員リレーエッセイ(番外編)

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       三つの聴き方〜我が家の犬チョコの反応〜
                           梅田 洋子

  カウンセリングの研修のなかに三つの聴き方についての実習がありま
 す。聴き手と話し手の一組みで行います。話のテーマは自由で、ちょっ
 と気になる事とか、楽しかった事、困った事など4分間お話します。3
 つの聞き方について、そのパターンが下記の様になります。
  一つ目の聴き方は、聴き手は話し手に横向きの位置にすわり、話を聴
 きます。何にも反応しない状態、無言で、無表情で、動かずに聴きます。
 その相手に向かって、話し手は4分間話をします。話し手は、どのよう
 な気持ちが起こるのか体験します。
  二つ目の聴き方では、聴き手は話し手に向かい合い話を聞きます。聴
 き手は、何にも反応しない状態、無言で、無表情で、動かずに聴きます。
 うなづきもしません。話し手は、一つ目と同じ話でもいいですし、その
 話の続きでもいいですし、違う話でもいいのですが4分間話をします。
  三つ目の聴き方では、聴き手は話し手に向かい合い話を聴きます。今
 度は、聴き手は話を聴きながら、自然に出る表情程度の<反応>を出し
 ていいのです。4分間に1回だけ「はい、ええ、へえ、うん」とか、返事
 をします。話し手は、4分間お話をします。話し手が、どのように感じる
 のかを体験します。
  このように三つの聴き方を、体験し感じたことを話し合っていただき、
 聴く側の反応がいかに大切であるか、その相互作用に気づいていただく
 実習です。

  私は我が家の犬に、この三つの聴き方をためしてみました。私が聴き
 手です。話し手は犬です。仕事から帰った私を迎え、しっぽを振り近づ
 いた犬に、あえて横を向きにしゃがんで無反応で動かずにいました。犬
 は、戸惑っていました。
  二つ目の聴き方では、犬に向かい合います。黙って表情も反応もみせ
 ません。だんだんとしっぽをふる回数が減ってきました。ついにはしっ
 ぽを下ろし、すごすごと立ち去っていきました。
  三つ目の対応です。今度は、犬に向かい合い、ニコッとした表情をみ
 せ、「チョコちゃ〜ん」と一言、呼びかけをしました。我が家の犬は、
 もう飛び上がって、しっぽを何度もふって、全身で喜びを表現していま
 した。我が家の犬チョコは、表情や声やしぐさに、驚く程の反応を示し
 ました。
  ことばとは不思議なものです。ことばを超えて伝わる表情も大事なも
 のです。カウンセリングの基礎を教えてもらいました。ありがとうチョ
 コちゃん。
             
                   労働衛生専門職  梅田 洋子
                     
 
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       相談・質問をお待ちしています

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  「沖縄産業保健総合支援センター」では、産業医、産業看護職な
 ど企業における労働衛生管理スタッフ、事業主、労務管理者等の皆
 様方からご相談・ご質問を受け付けています。
  電話・メール・FAXでも結構です。お待ちしています。
  (注) メールの場合は、ホームページの「ご相談・お問合せ」用
    フォーム[http://www.sanpo47.jp/inquiry/index.html]で
    お願いします。(このメルマガへの返信メールはご利用いた
    だけません。)
   

========================【編集後記】============================

  ストレスチェックの実施に際し、産業医の協力が得られないとの
 事業場からの相談は以前、この編集後記で紹介したところですが、
 事業場として産業医にストレスチェックの実施を依頼する際に、実
 施者として産業医に何をやってもらうか、十分説明しているでしょ
 うか。中にはストレスチェックの実施を全て丸投げされるのではな
 いかと危惧している産業医も少なくないように思えます。
  ストレスチェックの実施者の職務として、
   1)調査票の選定
   2)ストレス程度評価方法の決定
   3)高ストレス者選定基準の決定
   4)1)〜3)について事業者への意見具申
   5)調査票の回収
   6)受検者との連絡調整
   7)面接指導の要否の確認
   8)受検者に対する結果の通知
   9)結果の事業者提供への同意の取得
   10)面接指導の申し出勧奨
 などが挙げられます。
  特に事業場にこだわりがなければ、1)については、厚労省が推
 奨する「職業性ストレス簡易調査票」を選定し、2)及び3)につ
 いては、厚労省が提供する実施プログラムにより評価を行い、概ね
 全体の10%程度を高ストレス者として選定する方法を採用するこ
 とが可能です。
  5)、6)及び8)〜10)については、産業保健スタッフ等の
 実施事務従事者が行うこととし、実施者には7)の面接指導が必要
 な高ストレス者の確認作業をしっかりやっていただく必要があると
 思います。
  このようにストレスチェックに係る役割分担を明確にした上で、
 産業医にストレスチェックの実施者になるよう依頼すれば、産業医
 もストレスチェックを過度な負担なく実施することができることか
 ら、快く引き受けていただけるのではないかと思います。
  ストレスチェックの実施はあくまでも事業者に義務付けられてい
 ることを認識した上で、取り組んで頂きたいと思います。
 
                     副所長  大村 朝常 
  
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 独立行政法人 労働者健康福祉機構
 沖縄産業保健総合支援センター
 〒901-0152那覇市小禄1831-1
 沖縄産業支援センター2F(203-1)
 電話 098-859-6175 FAX 098-859-6176
ホームページ http://www.sanpo47.jp/


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